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泡沫のユメ

どこからでも読める金太郎飴みたいな短編小説書いていきます

アンパンマン勇気の花がひらくとき、レビュー

レビュー

○あらすじ

キラキラ星のキララ姫がお城の生活にうんざりしたので抜け出したところ、アンパンマンと出会った。そこでパン工場や街の皆とも仲良くなっていったが、仲でもアンパンマンは特別で独り占めしたくなってしまう。しかしそれが叶わないと知ったキララ姫はアンパンマンの勇気の源、勇気の花のジュースが入っているビンを割ってしまい…

 

○注意事項

・個人の感想です

アンパンマンは映画もアニメもちょびっとした見たことない人のレビューです

 

とりあえず一言だけ言えるのは、この映画ほんとのほんとに大好きです。

子ども向けアニメの映画にも、大人でも楽しめるような作品がいくつもあるもんだなーと思われている方、いらっしゃるのではないでしょうか。中でも、この勇気の花がひらくときは上映したときも今も何度見ても泣けます。映画でなにが一番好き?って言われたら胸を張って第一声アンパンマン!と言います。それくらい好きなんです。こらそこ引かないで。ウソじゃないんすよ。

まぁ普通「アンパンマン見てるの?子ども向けじゃん」って言われそうなので、小さいお子さんがいる人か子ども向けアニメが好きで抵抗なく見れるような人にしかオススメしにくいんですけど。私の場合どちらかというと後者ですが、アンパンマンの映画全部見てる!とかグッズ集めてる!っていうくらいアンパンマンが好きなわけではなく、小さいときにまあ映画見るとしたらアンパンマンくらいだからちょっと見てみるか、で見てドツボになった程度の人です。アンパンマンの他の映画作品のことは正直よく知りません。でもこれだけは!この映画だけは見てほしい!

いい大人が…と思われるかもしれませんが、以下じっくりたっぷり語りだします。…前置き長ぇな。

 

映画を見てまず最初に思うのは、キララ姫ワガママッ!です。お城の勉強漬け楽しくないから脱出。途中で危なくなったところをアンパンマンに助けてもらう。この人素敵、自分だけのものになってほしい。ダメなの?じゃあキライ!って言うキララ姫、それじゃワガママ姫ですよ。あまりにもワガママなのではじめは感情移入できなくて、ちょっとキライになりかけてました。でもちょっとだけ気持ちはわかるんですよ。

キララ「私のこと好き?」

アン「(君も皆のことも)好きだよ」

とか、

キララ「アンパンマンは私だけが好きなんです!」 

アン「僕は皆大好きだよ」

とか聞いてしまうほど独占欲むき出しのキララ姫は、アンパンマンがカバオくんたちと楽しそうに遊んでるのが気に入らない。アンパンマンも正直に皆が好きって言うもんだから、嫉妬してしまう。

そてにしても、アンパンマンを好きになるのもよくわかります。多分城の生活ばかりであんまり外の世界を知らないものだから、ちょっと優しくされると惚れちゃう、ということもあるのかもしれませんが。城を出たばかりのとき、惑星にぶつかったところを助けてくれたし、 雷雨で身動きがとれないときにアンパンマンが「大丈夫?僕を呼んだでしょ」って来てくれたし、雨が上がったときに「じゃあ行こう!」ってお姫様抱っこで多少強引なところがあるので、そりゃ惚れるよねって思います。優男はええな。

で、私だけが好きなんちゃうんかーい!と、勇気の花のジュースの入ったビンを割ってしまうわけです。ちょっと困らせてやりたいだけんですよね。そうすればアンパンマンがこっちを向いてくれるんじゃないかと思ってしまう。だけど、取り返しのつかないことをしたんじゃ?嫌われる?とも思うから割った直後の表情が不安に満ちている。

そこへバイキンマンが街をめちゃめちゃにしにくる。アンパンマンたちもやっつけられて、勇気の花のジュースなしでは新しい顔を作っても勇気が出ないので太刀打ちできない。このときの勇気が出ないアンパンマンも中々レアなのでそこもまた可愛いです。パン工場がついに燃え上がり、キララがそこへ投げ込まれて、火の海の中頑張ってキララを救おうとするアンパンマン。勇気の花がなくても、ここまで勇気を振り絞って皆を助けようとするその姿に、本当の勇気を教わって、自分も勇気の花がなくても、と思えたんだと思います。そうやって成長できたキララは本当にまぶしい。そのときに流れたBGM「勇気の花がひらくとき」が涙を誘うわけですよ。そしてキララの勇気で、力で、勇気の花がひらき、アンパンマンは勇気を取り戻す。

もうね、目から滝のように水が出てきますね。あ~終わった~!!ウワア~!!!本当にこの2人好き!!!って思ったらね、止まりませんね。キララのワガママさもなくなり少し大人びた雰囲気を持つようになって、すっかり愛着が持てました。もうワガママ姫じゃないっすね。

 

個人的に思う最大の見所は、アンパンマンとキララがはじめて出会ったとき、アンパンマンの顔がほんのり赤くなっていたところです。それが全ての始まりだった。信じられますか?アンパンマンが顔を赤らめるんですよ!あの!アンパンマンが!これが!恋と呼ばずしてなんと呼ぶ!!!博愛主義で誰にでも平等に扱うアンパンマンが見せたいつもと違う表情!こんなんニヤケざるを得ません。

でも仮にアンパンマンがキララのことを好きだったとして、おそらく彼のストイックな正義感によってその気持ちは押し殺されるんでしょうね。皆に優しくなのにキララにだけ特別扱いしていいのか、って思いそうです。というか恋の自覚すらしてなさそうなんですけど、そこもまたイイですね!イイです!それでイイんです!

アンパンマンの誰にでも優しいところ、頬を染めるところ、勇気が出ないところ、バイキンマンに立ち向かうところなども見ていて楽しめますが、他の登場人物にも注目したいところです。例えばおなじみの仲間のしょくパンマンやカレーパンマン、さらにはメロンパンナちゃんたちのちょっとした活躍とか。鉄の星というロボットみたいな人たちと、アンパンマンやキララとの絡みとか。アンパンマンの逆境時にまわりの人たちはどういう反応をするのかとか。私としてはメロンパンナちゃんが可愛いのでずっと注目してますがほんと可愛いっすね。女子っすね。

 

そんなこんなで大好きな映画ですが、唯一の欠点があるとしたら、どうやらだいぶ前の作品だからか絶版しているらしいことなんですよね。私はずっと欲しかったからお店をハシゴしまくって、なくてなくてなくてなくて、絶版と知ってネットショッピングの大手である密林さんから購入しました。気軽に買えないので勧めにくいのですが…もし興味をもたれたら是非!!是非!!!!!