泡沫のユメ

どこからでも読める金太郎飴みたいな短編小説書いていきます

2017-01-08から1日間の記事一覧

花うらら2

クラスは受験ムードに包まれピリピリとした空気になりつつあった。朝早く登校し遅くまで残る生徒が増えたが、浦田はほどほどに来てほどほどに帰るようになっていた。これまで浦田は、職員室へ教室の鍵を取りに行かなければならないくらい早くに登校していた…