泡沫のユメ

どこからでも読める金太郎飴みたいな短編小説書いていきます

逃げるは恥だが役に立つ、レビュー

○あらすじ

みくりちゃん(新垣結衣)が津崎さん(星野源)の家に住み、家事をして給料をもらう契約結婚をするというもの。恋愛感情のあるようでないような天然な2人のラブコメです。ムズキュン。

 

○注意事項

・あくまでも個人の感想です

・4話までのネタバレを含みます

  

 

逃げ恥でやっぱり一番の醍醐味はみくり&津崎コンビの掛け合いだと思います。ビジネスとしての繋がりを持つ2人が、同居するがゆえにすれ違って、相手のことを大切に思って、歩み寄っていく。そんな様子を見ていると、いつの間にかピュアなカップルを見守っているみたいな気持ちになってほっこりします。お前ら付き合ってんだろおおおあああああ!!ってからかいたくなる。ニヤニヤしてしまう。本当に2人とも可愛い。

 

津崎さんはあのクールさゆえに独身なのか、独身ゆえにクールなのか。今までの恋路があまり上手くいったことがないので、諦めムードというか自己評価だだ下がりで、自分には恋人なんてできないって思ってしまってる。でも不器用なりに誠実なので信頼できるし、一緒にいると落ち着くんだと思います。ただそれだけだとカタブツなので面白くはない。津崎さんの面白みを引き出すのが、ちょっと抜けたところ、天然なところではないでしょうか。1話で異性を下心なく家に居候させることや、2話で沼田さんと風見さんに「家のマンションの地図をメールしました、僕は用事があるので先に行きます。後からゆっくり来てください」と発言することなどからその抜け感が感じられます。そこが愛おしい。ドジっ子津崎さんっすね。

津崎さんを応援したくなったのは私は4話からです。みくりは自分と違ってできた人だと思っているので、距離をとろうとみくりを突き放して「夕食は結構です」と冷たく言い放つのに「了解です。その分明日の朝食を美味しくします!」とポジティブな返事。なんてできた人なんだ。自分の家に居候することで異性との交流が絶たれるなんてもったいない。みくりの人生を自分のせいで棒に振りたくない。だから自分は距離をとって、居候(契約結婚)を解除して再び独身生活に戻る気満々でいる。いいなあ、愛される人は。そうして涙腺が緩むシーンで、本当にみくりを大切に思っている、けれど寂しい人だな、と一気に愛着を持てました。もう早く付き合ってくれ!頼む!変にラブラブしないでいいからそのままの状態で2人で付き合ってくれえええ!って叫びたくなりますね。このキュンをどうしたらいいのマジで。誰か教えて。

 

一方のみくりは明るくて仕事もできて可愛くて普通に好感が持てる。加えて契約結婚を持ち出す鈍感なところがまた可愛い。鈍感だからこそ、2話で「平匡さんが一番好きですけど」ってサラッと言えるのがきっと強みなんだと思います。4話でも津崎さんに突き放されて、あいつ面倒くせぇとか思わずに恋人になりましょう!って言ったぶっとび発想力マジはんぱねーです。

 逃げ恥は1話ごとになにかのパロディを盛り込んでいるのもまた楽しみの一つですが、それはみくりの想像によるものらしく…どこまで発想力豊かなんだ。でもそこが面白いから好きなんですけど。

 

恋愛感情のない男女の同居という話ですが、嫉妬の描写はあってもあまり重過ぎないためサラッと誰にでも見やすいような気がしますね。見ているとなんだか癒されるんですよね。恋愛慣れしていない爽やかな初々しいような感じが本当に微笑ましい。

極めつけはあのエンディング、通称恋ダンス。キャストが踊りだすってどういうことですか?最高ですか?聴いてて身体は動きだすし 、いい話だったなと後味も抜群です。ガッキーとテレビ越しに一緒に踊りたいがために頑張って覚えたよ、ダンス。大まかにだけど。

次は一体どんな話になるんだろうって放送までドキドキそわそわですし、放送の1時間も充実していて、今の私の生きがいといってもいいです。私もみくりちゃんシェアしたいー!

 

もっとシーン別に考察とかしていきたかったけど私にはこれが限界ですじゃ勉強してきますじゃ…